NEWS(学生の活躍)岩見沢校芸術?スポーツビジネス専攻の学生が「第21回キャンパスベンチャーグランプリ北海道」で入賞しました
2025年12月15日
令和7年11月19日に開催された、「第21回キャンパスベンチャーグランプリ北海道」において、芸術?スポーツビジネス専攻ヘルスケア?スポーツマネジメント研究室3年生の宮島慧人さん、三寺綸さんが奨励賞を受賞しました。本専攻からの受賞は4年ぶり2回目となり、継続的に学生の挑戦と成果が評価されています。「キャンパスベンチャーグランプリ」は、全国8つの地域(北海道、東北、東京、中部、大阪、中国、四国、九州)で大学生?大学院生を対象に開催されているビジネスプランコンテストで、“学生起業家の登竜門”として知られています。
宮島さんと三寺さんのチームでは、日本国内で年間約522万トンもの食品が廃棄される一方で、若者や学生の中には経済的理由から十分に食べられない層が増えているという社会的矛盾に着目しました。特に、飲食店や大学食堂で日常的に大量に発生する「炊いた米」や「惣菜」の余剰食品は、安全に活用できるにもかかわらず、多くが廃棄されている現状があります。
この課題を解決するため、余剰食品を無人で安全に提供する「冷蔵?冷凍ロッカー型フードシェアリングサービス」として、「コメコレ:捨てられるごはんと惣菜を救う!データと無人流通で作る新しい食循環」というビジネスプランを考案しました。
本サービスでは、飲食店や学食で余った炊飯米やおかずを衛生的に保存し、利用者がアプリやQRコードを通じて在庫情報を確認し、キャッシュレス決済で購入できる仕組みを構築しています。これにより、消費者は安価で安心して食事を確保でき、提供側はフードロス削減と新たな収益機会の創出を両立できます。
「炊いた米を買う」という新しい購買体験を生み出し、大学から地域へと展開可能な持続可能型フードサイクルモデルとして期待される取り組みです。大学内での実証実験を行い、ビジネスプランを作成しました。
今回の受賞を受け、本学では、地域や社会の課題を理解し、その解決に向けて主体的に関わる人材育成をいっそう推進してまいります。地域連携や社会実証の場での体験的な学びを拡充し、未来の地域づくりに寄与する力を育てていきます。

受賞した宮島慧人さん(ヘルスケア?スポーツマネジメント研究室3年生)
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